前回大会準優勝のクロアチア、今大会の初陣はドロー…モロッコ相手にスコアレス
FIFAワールドカップカタール2022・グループF第1節が23日に行われ、モロッコ代表とクロアチア代表が対戦した。

 2大会連続6度目のW杯出場となるモロッコは、かつて日本代表も率いたヴァイッド・ハリルホジッチ前監督によってカタールへと導かれたものの、一部の主力選手との関係悪化を受け、8月に電撃退任。同月末からワリド・レグラギ監督がチームの指揮を執り、1986年メキシコ大会以来の決勝トーナメント行きを狙う。一方、クロアチアは3大会連続6度目のワールドカップ出場。前回大会では準優勝と躍進を遂げた。当時の主力であるルカ・モドリッチ、イヴァン・ペリシッチ、マルセロ・ブロゾヴィッチらは今大会もメンバー入り。悲願の初優勝に向けて重要な初陣となる。

モロッコのスターティングメンバーには、ヨーロッパで活躍するアクラフ・ハキミやユセフ・エン・ネシリが並んだ。9月に代表復帰を果たしたハキム・ツィエクやノゼア・マズラウィも先発入りを果たしている。一方、クロアチアは主将のモドリッチを筆頭に、デヤン・ロヴレン、ペリシッチ、ブロゾヴィッチらがスタメンに入った。

 試合は互角の様相を見せ、スコアレスのまま時間が経過していく。クロアチアは17分、敵陣中央で相手選手の横パスをカットしたペリシッチが左足でシュート。強烈な一撃はクロスバーの上へ。対するモロッコは18分、右サイドからカットインしたツィエクが左足でクロスボールを送ると、ペナルティエリア内で反応したのはエン・ネシリ。しかし、ヘディングシュートはジャストミートせず。

 この試合最大の決定機が訪れたのは前半アディショナルタイム。ペナルティエリア手前でボールを持ったペリシッチが左を使うと、駆け上がってきたボルナ・ソサがグラウンダーのクロスを狙う。最後はニコラ・ヴラシッチが合わせたが、GKボノに防がれて得点とはならなかった。前半はこのままスコアレスで終了している。

 後半に入るとモロッコにアクシデント。左サイドバックに入っていたマズラウィがゴール前の混戦からヘディングシュート。この一撃はGKドミニク・リヴァコヴィッチに防がれたものの、直後にマズラウィが負傷。1度はピッチに戻ったもののプレー続行が不可能となり、60分に交代を強いられた。

 65分にはモロッコにチャンス。ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得すると、ワンタッチからハキミが強烈なシュート。この一撃はGKリヴァコヴィッチに弾き出され、2次攻撃にも繋げられず。

 試合はこのままタイムアップ。互いに集中力を切らさないまま時間が経過し、一歩も譲らなかった一戦は、スコアレスドローで終了した。

 次節は27日に行われ、モロッコはベルギー代表と、クロアチアはカナダ代表と、それぞれ対戦する。

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