21-22シーズンのマルティネスのタックル数は48回。これはアヤックスでは3番目、リーグでは60番目の数字です。またインターセプトは46回で、アヤックスでは2位。リーグでは29位の成績です。アヤックス自体がポゼッション率が高く、守備の時間が短いという背景がありますが、リーグ全体で見た場合、両方ともに特筆すべき数字ではありません。タックルも、インターセプトもアヤックスでのトップはティンバーですが、タックル数には大きな差(25回)がある一方でインターセプトは4回の差だけです。さらに地上デュエル勝率に関しても2人がほぼ同じ数字をマークしています。ティンバーが69.43%、マルティネスが68.18%です。この数字は、ユナイテッドでのトップであるヴァランの66.67%を上回ります。
この数字からわかる事は、マルティネスの守備は非常に効率的だという事です。そして、これこそがマルティネスの守備の最大の特徴です。つまりは、読みとポジショニングに優れたディフェンダーだということです。マルティネスが不意を突かれることはほとんどありません。また、必要な場合にのみタックルを行い、通常は動き回らず危険なポジションや、パスが来るであろう位置を予測してそこを埋める動きを行います。マルティネスはアグレッシグなファイタータイプではありませんが、知性的で危機察知能力に優れています。マルティネスの守備はいつも楽でシンプルに見えますが、それこそが彼の守備能力の高さを物語っていると言えるでしょう。