初めてアジアで開催されたバレーボール・FIVB世界タイトルマッチです。
(’98年11月29日 東京・国立代々木競技場第一体育館)
世界60ヵ国がエントリー、各大陸ラウンドを経て出揃った24チームによる本大会が
1998年11月13日から日本で行われた14回目の世界選手権。

最大の注目は何と言っても史上初の3連覇に挑むイタリアでした。
本大会の火ぶたが切って落とされると7大会ぶり出場のユーゴスラビア
(現在のセルビア、モンテネグロなど)が快進撃を続けます。
準決勝ラウンドH組でのイタリア戦(11月25日、YUG 3 [15‐12,15‐13,15‐13] 0)を含め
そのH組1位を確定させるまで完璧な戦いぶりで初の決勝トーナメント(ベスト4)進出。
準決勝では3rdセットこそ大逆転を許すもキューバを4セットで退け、前年の欧州選手権に続いて
何と世界選手権でも優勝決定戦にまで上り詰めます。
一方、イタリアもそのユーゴスラビア戦の一敗のみでベスト4へ、
そしてフルセットにもつれた準決勝、ブラジルを振り切って決勝進出
3連覇に王手をかけ、いよいよ世紀の一戦を迎えます。

新王者誕生か、歴史的偉業達成か・・・

両チームの12名と勝ち上がり、
[ ]内はバック・ライトからローテート順にSet1スタメンの6人です。

イタリア 監督/デフレイタス,P
1 ガルディーニ,A
 (33歳、本大会出場4回目,以下同、キャプテン)
2 メオーニ,M(25、初出場)
3 グラビーナ,P(28、2)
4 デジョルジ,F(37、3)
5 フェイ,A(20、初)
6 パピ,S(25、2)
7 サルトレッティ,A(27、初)
8 ブラッチ,M(32、3)
10 ロザルバ,S(22、初)
12 コルサーノ,M(25、初、リベロ)
13 ジャーニ,A(28、3)
15 パシナート,M(29、初)
[2‐6‐3‐13‐8‐1]

-予選ラウンド-B組1位
○3‐0 カナダ
○3‐0 タイ
○3‐1 アメリカ
-準決勝ラウンド-H組2位
○3‐0 ウクライナ
○3‐0 アメリカ
○3‐0 中国
○3‐0 ギリシャ
○3‐1 ロシア
●0‐3 ユーゴスラビア
○3‐0 オランダ
-決勝ラウンド・準決勝-
○3(15‐10,13‐15,15‐11,10‐15,15‐10)2 ブラジル

ユーゴスラビア 監督/ガイッチ,Z
1 ジュリッチ,D(27)
3 バテス,V(29)
4 タナスコビッチ,Z(31、キャプテン)
6 ボシュカン,S(23)
7 メシュテル,D(26)
9 グルビッチ,N(25)
10 グルビッチ,V(27)
12 ゲリッチ,A(21)
13 ブエビッチ,G(25)
14 ミリュコビッチ,I(19)
15 ペトコビッチ,V(21)
18 ブシュロビッチ,I(24)
(全選手初出場)
[7‐9‐13‐12‐3‐10]

-予選ラウンド-F組1位
○3‐0 オーストラリア
○3‐0 トルコ
○3‐2 ロシア
-準決勝ラウンド-H組1位
○3‐0 中国
○3‐1 ギリシャ
○3‐0 ウクライナ
○3‐0 アメリカ
○3‐0 オランダ
○3‐0 イタリア
●1‐3 ロシア
-決勝ラウンド・準決勝-
○3(15‐3,15‐12,14‐16,15‐10)1 キューバ

ここで当時のルールについてですが、
1st~4thセットは(サービス側、レセプション側の)サイドアウト(つまりサーブの終了、交代)時は
スコアに加算せず、今でいうBreakPointのみで15点先取です
(2点以上の差が必要、2点差がつかない場合は17‐16で決着、5thセットはラリーポイント15点制。
この試合はサイドアウト15点制で行われた最後の世界選手権決勝戦でもありました)。
同じく4thセットまでは、それぞれのチームが要求できるタイムアウトは各セット1回ずつです。
イエローカードは同一セット2枚(レッド)でラリーを一本失うペナルティ、そして
ネットに触れたサービスはその時点でフォールト、サービスのトスは一度のやり直しが認められていました
(すなわち遅延警告を科せられることもありません)。

1990年の日本開催決定から、8年
遂にFIVB World Championが日本で決まる、その時が訪れます。

“20世紀最後の世界一決定戦”、どうぞお楽しみ下さい。

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5 Comments

  1. ユーゴはこれから全盛期を向かえて2000年代前半はセルビアにて無双してましたね。
    グルヴィッチ兄弟、ヴェビッチ選手、世界の大砲ミリュコビック選手
    ゲリッチ選手。みんな凄かった!

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