Napoli (Sarri) VS Barcelona (Guardiola) | TikiTaka Show

ペップバルサ 2010/11
GK 
Víctor Valdés(ビクトール・バルデス)
José Manuel Pinto(ホセ・マヌエル・ピント)

DF
Daniel Alves(ダニエウ・アウベス)
Gerard Piqué(ジェラール・ピケ) 
Carles Puyol(カルレス・プジョル)
Gabriel Milito(ガブリエル・ミリート)
Maxwell(マクスウェル)
Adriano Correia(アドリアーノ・コレイア)
Eric Abidal(エリック・アビダル)
Andreu Fontàs(アンドレウ・フォンタス)
Marc Bartra(マルク・バルトラ)
Martín Montoya(マルティン・モントーヤ)

MF 
Xavi(シャビ)
Andrés Iniesta(アンドレス・イニエスタ) 
Jeffrén Suárez(ジェフレン・スアレス)
Javier Mascherano(ハビエル・マスチェラーノ) 
Seydou Keita(セイドゥ・ケイタ)
Sergio Busquets(セルヒオ・ブスケツ)
Ibrahim Afellay(イブラヒム・アフェライ) 
Nolito(ノリート)
Sergi Roberto(セルジ・ロベルト) 
Thiago Alcântara(チアゴ・アルカンタラ) 
Jonathan Dos Santos(ジョナタン・ドス・サントス)

FW
David Villa(ダビド・ビジャ)
Bojan Krkić(ボージャン・クルキッチ)
Lionel Messi(リオネル・メッシ) 
Pedro Rodríguez(ペドロ・ロドリゲス)

バルサのボールポゼッションは「ボールを持つ」ためのポゼッション、ポゼッションのためのポゼッションではない。かと言って、直線的にゴールや縦を狙っていくようなポゼッションでもない。ローリズムで遅攻型のポゼッション。 その最大の目的は「深みを取る」ことだ。

ペップバルサのパスサッカーにおいては、アタッキングサードまでボールを保持しながら確実に前進し、ショートパスを多用しながら選手間の距離を縮めてポジションバランスを保つ。逆に言うと、アタッキングサードに至るまではリスキーなパスは出さない。サイドチェンジ以外にロングボールを使わないのも、ボールロストの確率が高いプレーを嫌うためだ。
 
 ただし、アタッキングサード以降は積極的に相手DFラインの裏、つまりは“深み”を取りにいく。その段階ではリスキーなパスを狙うものの、パスは強く、速く、前向きで、選手間の距離や人数も整っているので、ボールロストしても相手の体の向きや動作ベクトルが後ろ向きになっている。
 
 そのため、相手にボールが渡っても、 主導権(イニシアチブ)はバルサが保持し続けた状態であり、「即座に」、「前向きで」奪い返せる可能性が高い。攻守の切り替えを評価する声も多いが、メカニズムとしてはポゼッションの質の高さが「ボールは渡しても主導権は渡さない」状況を担保しているのだ。

サッリナポリ 2016/17
GK
Pepe Reina(ぺぺ・レイナ)

DF
Faouzi Ghoulam(ファウジ・グラン)
Elseid Hysaj(エルサイド・ヒサイ)
Ivan Strinić(イヴァン・ストリニッチ)
Kalidou Koulibaly(カリドゥ・クリバリ)
Raul Albiol(ラウール・アルビオル)
Nikola Maksimović(ニコラ・マクシモヴィッチ)

MF
Marek Hamsik(マレク・ハムシク)
Allan Marques(アラン・マルケス)
Piotr Zielinski(ピオトル・ジエリンスキ)
Marko Rog(マルコ・ログ)
Jorginho(ジョルジーニョ)
Amadou Diawara(アマドゥ・ディアワラ)

FW
Arkadiusz Milik(アルカディウシュ・ミリク)
Dries Mertens(ドリース・メルテンス)
Jose Maria Callejon(ホセ・マリア・カジェホン)
Lorenzo Insigne(ロレンツォ・インシーニェ)

特徴的なのは、ボール支配率が高いにもかかわらず、横パスが少なく、縦方向のパスをリズム良く出し入れしながらスムーズに敵陣にボールを運び、そのまま攻め切ってしまう場面が多いこと。大きく後ろに戻して攻め直すことはあるが、それも縦の出し入れを繰り返すビルドアップをやり直すためだ。その鍵を握っているのが、ハーフスペース活用である。

重要なプレー原則は3つ。①常に縦あるいは斜め方向にボールを動かし、横パスは極力避ける。②敵ゴール前を背にしてパスを受けた時には(できればダイレクトで)後ろに戻す。③パスを出したら次にパスを受けるべきスペースに動く。
ポイントは、ボールよりも1列前にいる選手がゴールを背にして戻る動きで縦パスを引き出し、それをダイレクトで戻すこと。この動きには必ず敵が食いついてくるため、その背後にはスペースが生まれる。そのスペースに今度は別のプレーヤーが入り込んでパスを引き出すという繰り返しで敵の守備陣形をずらし、その間を通してボールを前に運んで行くわけだ。

そのパスも、止まっている味方の足下につけるのではなく、動き出した受け手が次のタイミングで入り込む2〜3m先のスペースに、かなり速いスピードで出されるのが特徴だ。ボールサイドに人数をかけているわけでなく、ボールホルダーに対して斜め方向のパスコースを前後に作るポジションを取るという「ジオメトリー」(幾何学)が徹底されてるため、次にパスが送り込まれるべきスペースは出し手と受け手の間で共有されている。

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